「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」
- 2017.05.19 Friday
- 23:10
JUGEMテーマ:活字中毒〜読書記録〜
しばらくブログを更新する意欲がなかったが、ちょっとしたきっかけがあったのでまた記事を書いてみることにする。
きっかけというのはこういうこと。
つい最近、芸人のサンキュータツオが書いた「学校では教えてくれない!国語辞典の遊び方」(角川文庫)を読んだ。
この著者はブログもやっているのを知って、そのブログを読もうとしたところ、このブログと同じジュゲムブログを使っていた。
私自身はジュゲムブログをやってみて、あまり魅力を感じなくなってしまったので更新の意欲が減退したのだが、この本の著者がやっているブログなら私ももう少しやってみようかなと思った次第。
またも言い訳みたいなもので始まってしまったが、ともかくこの本について。
まず著者。
芸人と書いたが、実は一橋大学で留学生に日本語を教えている学者の面も持っている。
最初にサンキュータツオの名前を知ったのは、日本語教師でオフィス北野所属の芸人がいると小耳にはさんだ時だった。
この著者、本のカバーにある宣伝文句には『辞書200冊超をコレクションする、オタクで学者で芸人のサンキュータツオ』とある。
オタクテーストに辞書愛が絡まって生まれたのがこの本だ。
オタクテーストはどういったところに一番現れているのか、そこは主要な小型辞書を男性キャラクターに例えているところだ。
まず「岩波国語辞典」通称岩国(いわくにではなくいわこくと読んで)くんは『都会派インテリメガネ君!』。
同じ岩波書店でも「日本語 語感の辞典」は、ニックネーム語感くんで、『雰囲気を自在に操るスペシャリスト』。
こんなキャラクター付けが11人(ではなかった11冊)。
さらに『オススメ辞書占い』まで付いている。
ちなみに私はこの占いだと「岩波国語辞典」がオススメだと。
正反対なのでこの辞書で足りない部分を補えということなのかもしれない。
日本語教師だけあって、言葉の選択が確か。
芸人だけあって、サービス精神にあふれていてお薦め上手。
あまりのお薦め上手に、この本で紹介された辞典がどれも買いたくなって困った。
ただ、もう学参・辞典が売れる時期が過ぎてしまったので、一部の大型書店を除いて、置いていないようで、今のところは買わずにすんでいる。
ただそろそろブレーキが利かなくなっている。
何に使うのか自分でもよくわからないが、あの辞典を買ってしまいそうだ、ああ…
おまけ、著者は落語鑑賞という趣味もある。
ジュゲムブログを使っているのも、そんなところに理由があるのかなとも思った。